2016年01月31日

『 白鯨との闘い 』

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『 白鯨との闘い 』公式サイト

鑑賞日:2016年1月31日(2D字幕)

さあ、白鯨と闘ってくるズェー!

ギリギリまでロン・ハワードが監督だって知りませんでした。そうか「ラッシュ/プライドと友情」からの流れのクリヘム主演作品だったんですね。

18世紀の帆船大航海ものって、私は「マスター・アンド・コマンダー」が好きなくらいなので好物なんですが、軍艦ものは見たことあっても捕鯨とか民間船ものの物語を見たのはかなりレアケースかも。それにしても漁船・商船においては一等航海士が事実上の乗組員のリーダーなんですね。クリヘム演じるチェイス一等航海士の頼もしさ…。中には犯罪者や脱獄犯が素性を隠して一攫千金を狙って乗船しているだけに、アウトローだらけの海の男たちをその行動と判断力によって引きつける船の上の皆のお父さん。陸の日常生活からかけ離れた究極の男社会における長。家名で船長を継ぐ名ばかり船長との圧倒的存在感の差。

しかし実力に見合わない船長の座、船員を惹き付けるカリスマも実力も経験もないのを内では感じつつ、時折ヒステリックになったり卑屈になったりもしつつ自分に与えられた「あるべき船長の姿」を必死に演じようとするポラード船長もあの程度の差別意識は当時としては当り前のものだし、根は悪い奴じゃないので好感を持てました。漂流の末、絶望と早く楽になりたいという諦めに加え、船員を生かすために犠牲になるのは自分でいいという気持ちも混ざっていただろうその当たりクジに対する「これでいい」という台詞はこの人の本質を表してると思うんだな。

いやしかしこれは「モビー・ディック」の元になった実際の海難事件の方の映画化なんですよね。正直一番恐ろしいのは海の化け物との物理的な闘いよりも大海で遭難するというサバイバルの方。(汗)助けの来ない海上で仲間の死と僅かな食料が失われていく恐怖に追いつめられ、生きるための究極の選択を強いられる男たち。嗚呼、コワイ。海で遭難とか絶対嫌だーーー。

自分はアメリカでは東海岸のマサチューセッツ州に住んでいたので、このエリアが捕鯨でかつては相当な賑わいを見せていたことは知っていたのでナンタケット(今でも鯨の骨に細工をした工芸品が有名)とか懐かしい響きが在所にありました。しかし鯨の油を求めてこの映画に登場したようなヒトたちが大西洋の鯨を捕りまくって絶滅寸前までに追いやったくせに(とにかく油だけが目的で肉は食わずに破棄で大量に殺した)、後のアメリカ人が日本人の捕鯨を動物虐待的な意図で痛烈に批判したことに対して私は相当腹が立ってるので、そんな思いも思い出されました。しかし当時の捕鯨ってあんあ風にやってたんですね。あんな小舟とモリだけで鯨を捕れたんだ。まあアイヌの鯨漁もこんな感じらしいが。殺した鯨を捕鯨船に横付けして血肉に誘われたサメを追い払いながらガンガン油を搾っていく様は結構衝撃。何より脳油。鯨の頭に穴あけて頭蓋に潜り込んで油をすくい出してる絵面の凄まじさ。ウヘア。やってること自体酷いけど、船員の労力も過酷だ。しかし捕鯨ってのは当時、当たれば千金だったんだろうなあ。

しかしHold On!とかWatch Out!の多い映画でした…。

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あ、でも私、このポスター見てたから白鯨はホントにこれくらいの大きさなのかと思ってました。もうこりゃ絶望的な巨大さ。でも映画の中では捕鯨船の2倍ぐらいの大きさだったかな。ちょっとガッカリした。(苦笑)


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2016年01月23日

『 クリード チャンプを継ぐ男 』

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『 クリード チャンプを継ぐ男 』公式サイト

鑑賞日:2016年1月17日(2D字幕)

寒そうだけど、もう来週にはやばそうだから近場の映画館に「クリード」見に行くよー。

……うう……おぅっふ………。

熱かった……「クリード」、むっちゃ熱かった……。

ロッキーがどんな悪童をチャンプに導くのかと思っていたが、ドニーがめっちゃ普通のいい子で、却ってそれがリアルで良かったよ…。親近感わくよ、ドニー。そしてスタローン、いつの間にあんなに優しいおじいちゃんも演じられるようになったんだ…。スゲエ、いい…。

ボクサーになることにはあんなに反対してたのに試合見てたらThat's my boy!になっちゃうメリー・アンも逞しくて好きです。

フィラデルフィアの悪ガキ共と一緒に「ロッキーを励ますんだ!」のシーンには目頭が熱くなりましたが、何とか決壊を免れました。

あ、でもママから星条旗のアレが送られてきたときは、正直ドニー君が「うわっ……ダサ……」とか思わなかったか、ちょっと心配になっちゃったよ、おじさんは!




posted by 益子繭己 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 イット・フォローズ 』

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『 イット・フォローズ 』公式サイト

鑑賞日:2016年1月16日(2D字幕)

本日のホラー映画ハシゴの会、無事ノルマ達成。瀬上さん、お忙しいところお付き合いありがとうございました!予想外に評判のいい「イット・フォローズ」と私は二回目の「クリムゾン・ピーク」だあ!

「イット・フォローズ」、内容云々より一番印象に残ったのは何故か80s感ビンビンのシンセサイザー盛り盛りなBGM。これ、何か狙ってるのか?登場人物が殆ど高校生、大学生だけど携帯電話やスマホを使用するシーンがなかったり、モテる男の子とされる人のタイプから90年代初頭臭を感じたんだが?

舞台はミシガン州辺りらしいので、そんな気がしたけどあの海のように見える場所は五大湖のどこかだね。エリー湖なんかは対岸が全く見えない巨大さなので海みたいに見えるけど湖なんだよね。昔友達が湖水浴して肌がボロボロになるほど日焼けしてた。

典型的なアメリカ郊外の佇まいに喋べり方もファッションセンスも痛い高校生・大学生。あと懐かしいノースリーブのドレスから思いっきりブラ線はみ出してても気にしない女の子たち!そうなんだよ、向こうの女の子ってドレスのデザインに合わせてストラップレスの下着にしようとかそういう感覚が!ない!

普段着ならともかくパーティードレスとかでも気にしないんだよねえ。なんでだろ。背中がガバッと開いてるドレスでもブラ丸出しで着る。流石にセレブリティレベルでそんな人は見ないけど、一般人は本当にそうなんだよ。

あ、でもスマホは出てこないけど貝殻の形したコンパクトのような電子書籍っぽいのは出てくるんだよねえ。何アレ?あんなデバイス見たことない。

いろいろ、え、それでいいんだ?ってとこはありましたが面白かったです。全裸ケースと着衣ケースの違いが知りたい。


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2016年01月10日

『 クリムゾン・ピーク 』

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『 クリムゾン・ピーク 』公式サイト

鑑賞日:2016年1月8日(2D字幕)、1月16日(2D字幕)

「クリムゾン・ピーク」鑑賞。本日封切りしたばかりなのでネタバレはできないが、腑に落ち感や爽快感がイマイチではあるが、世界観や美術は自分の好き感性をドンピシャで来ていたよ。展開とかキャラ考は最初から想像できた感じだったけど。

デルトロ節ドンドコドンなホラー描写も適度に効いてて良いと思います。幽霊の動きがね……あの生理的不快感を刺激してくる辺り、イイね、デルトロ…。準男爵なトムヒのトムヒっぷりも楽しめると思うけど、やはりゴリラ天使ハナムの兄貴が不完全燃焼かな…。

画面の細部まで、19世紀観が好きな人には十分楽しめると思う。

いやね、こっち方向の作風だとデルトロ作品では「パンズ・ラビリンス」が完璧過ぎて…。ホント「パンズ・ラビリンス」好きだわ。

ソファーでの寝オチから覚醒の、風呂って温まってきた。「クリムゾン・ピーク」のパンフ読んでたらあの屋敷のセット、全部本当に建てたらしい。やっぱり役者とてブルースクリーンより世界観が匂い立つリアルな環境で演技できる方が力入るよねえ。時代ものやファンタジーな世界観ならなおさら。

アラデールホールの美術はホント素晴らしいよ。実際に建てられた中で撮影されたせいか、映画を見てると段々屋敷の間取りがぼんやり解ってくるんだよね。大好きだ、この世界観。ただ絶対泊まりたくない。ここがあなたの家よとか言われたら泣く。


posted by 益子繭己 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 』

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『 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 』公式サイト

鑑賞日:2015年12月26日(2D)、2016年1月9日(3D字幕・IMAX)

1回目:2015年12月26日(2D)アメリカ、オハイオ 州コロンバスにて鑑賞

今日はランチの後に家族みんなでスターウォーズ見に行くよー。イエーイ!アメリカン・トラディション!

見てる最中に私の時差ボケがマッハで来ないことを祈る。

「スターウォーズ・フォースの覚醒」面白かったー!新キャラ皆いい感じじゃん!BB-8可愛い!フィン、ダサ可愛い!そしてハン・ソロ!ハン・ソロがーーー!!パンフ欲しいし、日本に帰ったらもう一度見るぞー!


2回目:2016年1月9日(3D字幕・IMAX)

さあー、今日は2回目のスターウォーズ、今度は3DIMAXで見ちゃうよ!

2回目の「スターウォーズ:フォースの覚醒」を鑑賞。今度は3DIMAX!まだなんか特典っぽいポスターも貰ったぞ?いやー、普通に、楽しむ映画としてうってつけですわなー。楽しかったー!

もうやっぱりチューイの古女房っぷり最高。何故か敵基地に潜り込むとコートを脱ぎ捨てていくハン・ソロに、脱出時にスッとコート拾って、ハイ、おんも寒いよ、ってやるの最高だな、チューイ!家ん中で服適当に脱ぎ捨てていく旦那の世話を伊達に長くやってないよ!チューイが笑ってると癒されるね!

短期間でメキメキ成長し、カイロ・レンを剣技ですら圧倒するレイのゴリラっぷりも最高。手負いとはいえ……って、カイロ・レンにブラスター命中させたチューイの愛の一撃も凄い。

フィン君の下界に初めて飛び立った若鳥のような一喜一憂っぷりも可愛いし、ダメロンさんの頼もしさも格好よく……あ、キャプテン・ファズマの見せ所はこれからなんですよね?

今までのスターウォーズは父系サーガだったことを考えると、やはりこの最終三部作も血の因縁の物語なのではと思いますが、そうなるとレイの正体ってやはり……。

スターウォーズの面白さは時代劇のそれに似てるような気がするよ。この重要キャラが登場した際のいよっ!待ってました!感。(笑)オヤクソクを踏襲したマンネリズムの美味しい戴き方といい、いいよね。好きだよ、そういうの。

ハリソン・フォードは年齢を重ねる過程が見えてたけど、老いた姿で再登場したキャリー・フィッシャーやマーク・ハミルの姿も素敵だと思ったけどなあ。

しかし40年かけて7作、最終章までは45年か?こうして長い間プロダクション側なモチベーションを維持させ続ける作品ってホントすごい。だから、永野先生FSSも生涯かけて描けるだけ描いてくれ。未完でもいいから。(笑)

しっかしデススターとかスターキラーとかネーミングセンスも相変わらずで良いネ。

しかしが続いておった。

スターデストロイヤー・ファイナライザーってどんだけ厨二なネーミングだよwwwwwwwwww

カイロ・レンの十字ライトセーバーって出力不安定だからあんなにビリビリいってるのか。フィンに裏切り者ー!と襲いかかったストームトルーパーが持ってた(ブラスターが変形した?)スタンガンっぽい武器もオッとか思った。(あれもビリビリしてた)

カイロ・レンの十字ライトセーバーが出力不安定でビリビリしてるって設定は、彼の不安定な精神状態や、ベイダー様と同じく音で誰だか解らせる演出なんだろうけど、どうせ十字のライトセーバーとか格好よくね?というカイロ・レンの厨二心で無理くりカスタマイズしたんだろうなと思うと胸が痛くなる。

一回目見たときルピタ・ニョンゴとアンディ・サーキスがどこに出てるのか解りませんでした。

ダメロンさんとフィン君のテンポの良いファイト一発感のある友情の樹立はすごくいいよねー。命の恩人とはいえあの短期間で再会したときには相棒!って呼んでくれるダメロンさん。ナーイスショット!それでいて子供のように純真なドロイドのBB-8にもあんなに慕われていて…惚れるわ、そりゃ。

あとあの態度からしてキャプテン・ファズマには相当いじめられたんだろうね、フィン君。(笑)

そーいやアメリカと日本でスターウォーズ見て感じたのはやはり日本は観客が静かだなあというところ。私も基本映画は静かに見たいタイプだけど、昨日作中で笑わせるシーンでブフッと笑ってたの私一人で、超皆さん静かだった…。ああいう映画なら笑ったりオーイエー!な反応してもいいと思うよ…。

ダメロンさん、「タイ・ファイターは飛ばせるか?」って聞かれて「これ乗ってみたかったんだ!」と答える愛おしきパイロット野郎っぷりが最高でした。


posted by 益子繭己 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする